No.
1号1998.3
2号1998.10
3号1999.1
4号1999.7

1999.11

2000.5

2000.7

2000.11

2001.3
2001.7
2001.11
2002.4
2002.7
14


1999.7.7

いよいよソルトレイクへ

 前号でも紹介しましたが、長野コカリナ合奏団が7月20日いよいよアメリカソルトレイクへ出発します。この合奏団は山ノ内町、長野市、上田市の子ども達を中心にした約60名からなるコカリナ合奏団です。昨年の長野オリンピックの際、オリンピック道路建設によって伐採されなければならなかった木からできたコカリナを演奏し話題になりましたが、オリンピック終了後も様々なところで演奏活動を続けてきました。そしてこの度次期オリンピックが行われるソルトレイクシティーでコンサートを行うことになり、7月20日成田を出発します。現地ソルトレイクでもコカリナに対する関心は極めて高く、少し送ったコカリナを子ども達がすでにやりはじめており、市長さんからも招待状が来るなど大歓迎の様相になっています。
 コカリナ合奏団は出発の日の7月20日、午前11時から東京都庁の都民広場で出発コンサートを行いそのまま成田に行き、渡米、現地では全米第二と言われるパイオニアパレードの先頭を演奏行進したり、アメリカインディアンの人々の大集会で演奏したり、ローズワグナーホールでコンサート、さらには、ロスアンゼルスのディズニーランドで演奏、29日に帰国する予定です。
  子ども達は今、現地で行うレパートリー「木曽節」「イッツアスモールワールド」「ウイリアムテル序曲」「一本の樹」「オオスザンナ」などの練習に取り組んでおり、仕上がりも上々、アメリカの皆さんもきっと感動してくれると思われます。

引き続きカンパのお願い

 長野コカリナ合奏団はアメリカで素晴らしい活躍をしてくれると思われますが、ここへ来てまだ解決していないのが、お金の問題。なんとか少しでも子ども達の負担を軽くしてあげたいと各方面 に必死にお願いしているにもかかわらず、まだまだお金が足りません。また、長野オリンピック委員会も40億の黒字だそうですが、コカリナ合奏団には全く回ってきません。それでというわけではありませんが、是非、皆さんのご協力がお願いできれば、と思っております。すでに沢山の方々がカンパを寄せて下さいました。ありがとうございました。子ども達も大変喜んでおります。引き続き、よろしくお願いします。

郵便振替 00120-7-117560 日本コカリナ協会
銀行振込 東京都民銀行城東支店 普通0596899
     日本コカリナ協会 代表 黒坂正文


都民広場で出発コンサート

 ソルトレイク出発の日、午前11時から東京都庁の「都民の広場」で黒坂黒太郎と長野コカリナ合奏団の「出発コンサート」が行われます。これは都庁の職員の方達の取り計らいにより、また、都庁環境保全局が後援してくださり行われるものです。この日は海の日で休日、首都圏の皆さんは夏休みに入る日ですのでお子さま連れで是非お出かけ下さりコカリナ合奏団の子ども達を見送ってやっていただけると嬉しいです。コンサートは無料です。



ソルトレイク市長さんから招待状

 ソルトレイク市長コラディニさんから公式の招待状が届きました。ここに紹介します。
 長野コカリナ合奏団をソルトレイクシティーにご招待出来ることを私は心から喜んでおります。コカリナは美しい楽器です。皆様の長野オリンピックの想い出を私達と分け合い、ソルトレイクへの協力の思いを音楽で奏でてくださる事は素晴らしいことだと思います。
  7月21日正式に皆様にお会いし歓迎させていただくことを光栄に思っています。 ソルトレイク市長 ディディ・コラディニ

教則本できる

 お待たせしていましたコカリナ教則本がようやくできあがりました。発売とともに1000部も出てしまい、事務所は大わらわです。評判は「内容はともかく装丁が素晴らしい」となかなかです。これはデザイン、編集を一手に引き受けてくれた大阪の伊藤デザイン工房の伊藤さんのおかげです。

コカリナ公認指導者

 コカリナ教室の公認指導者を募集をしています。コカリナを教えるのに必ず免許が必要な訳ではないのですが、行政やカルチャーセンターなどで教える場合この「日本コカリナ協会公認指導者」の免許が役立ちます。ある程度の技術を持っている方は是非公認指導者になってコカリナの技術を沢山の人達にひろめて下さい。

コカリナ公認製作者募集

 コカリナの製作は趣味としてはどなたでもすることができますが、製作したコカリナを販売することは日本コカリナ協会の認定製作者でないとできません。コカリナの製作販売を希望される方は、コカリナ協会の製作者養成講座を受け、認定製作者になって下さい。認定製作者になるとロイヤリティーを協会に納めていただきながらご自分で販売することや、コカリナ作りのワークショップを行う事ができます。また、製作講座を受けることによって、コカリナ作りのノウハウを身に着けることができます。

NPO法人に認可される

 NPO法人の認可申請を東京都一番で受理された日本コカリナ協会が正式に法人として認可されました。これにより社会的にも認知された団体として活動できることになりコカリナの輪をさらに広げる事に役立つと思われます。「公認指導者」「公認製作者」の皆さんはこの認可を利用して、様々な活動を繰り広げて行って下さい。



この間のコカリナ報道


秋田二ツ井町のコカリナ製作

 秋田二ツ井町で秋田杉のコカリナが生産され始めた話は既に前号でお伝えしましたが、4月、NHKテレビ「日本列島小さな旅」という番組でこのことが紹介されました。関東甲信越以外は日曜日の午後6時からという大変いい時間帯だったので観て下さった方も大勢いらしゃって沢山反響が寄せられました。特に最後の場面 、年輩の家具職人山谷さんが、「私達の大切にしてきた秋田杉がコカリナになり、それを子ども達が吹いてくれる、こんなに嬉しい事はない」、と涙ながらに話していた場面 は感動的でした。

平安神宮コンサート

 4月8日、京都平安神宮でコカリナのコンサートが持たれました。数千本のしだれ桜の下で行う毎年恒例の京都新聞主催のコンサートなのですが、これに今年はコカリナが抜擢され、ライトアップされた満開のしだれ桜の下、2000人ほどのお客さんを前に黒坂、安田雅司郎(ギター)、飯塚浩一のメンバーで演奏しました。その日の夜9時からのNHKニュースは「コカリナの音が奏でる『さくら』に人々は酔いしれていた」と映像を交えて全国に紹介してくれました。それにしても京都の春は寒い。ブルブル震えながらのコンサートでした。

日本テレビ ザ・サンデー

 日曜日朝、徳光さんと元ジャイアンツの投手江川さんのやっている番組で 黒坂黒太郎のコカリナのアルバムから毎週流れていることはご存知だと思いますが、これは巨人の若手三沢投手のテーマ曲。この前、画面 の中で、コカリナが紹介され三沢投手にエールが送られました。開幕以来不調だった三沢投手、そのせいかこのところ調子が良くなって来ました。三沢投手頑張れ!

コカリナの海
感想文コンクール課題図書に

 志賀高原のオリンピック道路によって伐採されなければならなかった木をコカリナにする話をもとに児童文学者の鈴木ゆき江さんが書いてくれた本「コカリナの海」が今年度の日本感想文コンクールの課題図書に選ばれました。これは昨年出版された子どもの本、約3000冊の中から6冊だけ選ばれたもので、今本屋さんへ行くとこの本に課題図書の金バッチが張り付けられうずたかく積まれています。おかげで子どもたちからのコカリナの質問が殺到、事務所はまるで子ども電話相談室のようです。そしてこれから夏休みにかけてその傾向は益々強くなることと思われ、スタッフは今戦々恐々としています。

コカリナミニ知識
コカリナの木について

コカリナは基本的にはどんな木からも作ることが出来ますが、今日本で生産されているのはイタヤカエデ、ミズメザクラのもの、そして秋田の白神コカリナ生産組合が作っている秋田杉のコカリナのものなどです。演奏する側としては木の堅さによって音が変わって来るのが実に楽しいのですが、製作する人もそれぞれの木にそれぞれの特徴があり、これが楽しかったり、思わぬ 困難にブチ当たったりするそうです。 イタヤカエデなどのコカリナの表面に黒いスジのようなものがあり、これをキズと間違われる方がいらっしゃいますが、これはキズではなく「金スジ」と言って、木の中に含まれる無機質の組織です。このような「金スジ」や「ふし」が入った材木は、真っ白な無垢材に価値があるとする日本人の材木観からすると不良品であり、今までは廃棄処分されて来ました。ただコカリナの「思想」(すべての木にそれぞれの価値がある)からしてそれは廃棄すべきものではないと判断、音に問題がない限りその部分を削除しないで製作してもらっています。そしてそれらの模様は馴染んでくると実にかわいいものです。今までの材木観を変えて行くためにもこれら金スジやフシが入ったコカリナも楽しんで下さい。


シルバニアミニアルバムCD
「森へ帰ろう」絶賛発売中

 前号でお知らせしたコカリナアルバム第三弾が完成、発売されました。ただ製作会社の都合により当初予定していた通 常のアルバムでなく4曲入りのミニアルバムになりました。ただ結構評判はよく、売れているようです。聴いて下さった方達からも、「コカリナの音が又深くなった」「ボーカルとコカリナがよくマッチしている」などと評価が寄せられています。CDを作るスタッフやキャストがコカリナの音に馴染んで来ているせいもあるようです。

黒坂正文・矢口周美・安田雅司郎CD
「うた」9月発売予定

 ここ数年ずっとコカリナのCDばかり作って来た黒坂黒太郎ですが、「うたを忘れるな!」の声に押されて、黒坂正文に戻り、矢口周美・安田雅司郎とともに歌のCDを発売します。タイトルは「うた」。コカリナのCDはメジャーレーベルから出して来ましたが、これは全くの自主製作。ギターの安田雅司郎がディレクターをしてくれ、7月上旬、小さなスタジオでじっくり録音します。収録曲は最近の曲「美しい朝」「千年の木陰の子守唄」「広島の木私達」「サリーガーデン」(アイルランド民謡、訳黒坂)からかなり古い曲「なぜ私は」「おーい雲よ」などまで15、6曲入れる予定です。作品はほとんど黒坂のものですが矢口周美が「一本の樹」(長井三郎作詞、坂庭省吾作曲)などを歌います。是非聴いてみて下さい。予約受付中。定価3000円。プラス消費税。(8月末までに予約いただいた方は一割引。送料無料。サイン付きの特典があります)

第3回コカリナフェスティバル

 毎年行われている志賀高原の「コカリナフェスティバル」ですが今年はソルトレイク公演があるため、9月に以下のような形で行われます。秋の志賀高原もなかなかいいですので、是非お出かけ下さい。
9月25日(土)午後 場所志賀高原丸池 98ホール
問い合わせ 0269−33ー1120 山ノ内町公民館

バレエ&コカリナコンサート

 埼玉県大宮市でコカリナのコンサートや講習会を開催して下さっている田代さんによるバレエと黒坂黒太郎のコカリナの新しい試み。音楽監督は黒坂のピアニストとして活躍して下さっている飯塚浩一さん。
11月6日(土)開演18時 埼玉芸術劇場大ホール                                  入場料4千円
問い合わせは 048−624−8936(田代)
       048−624−7395(中野)

黒坂黒太郎コカリナコンサートスケジュール

1999年
4月  2日  兵庫県西脇市でコンサート
   7日  ラジオ関西出演
   8日  京都平安神宮で紅しだれ桜コカリナコンサート
   9日  東大阪市でコンサート
  16日  秋田県二ツ井町で「きみまちコカリナ」
       お披露目コンサート
  18日  佐久市ジャスコ開店コンサート
20〜21日  シルバニアCDレコーディング
  25日  京都黒谷でコンサート
  28日  木曽上松町でコカリナコンサート
  29日  木曽上松町植樹祭でコンサート

5月  1日  東京東久留米第9小学校でコンサート
   3日  倉敷チボリ公園でコカリナコンサート
   9日  長野県緑のフェスティバルでコンサート(木島平)
  14日  埼玉県所沢ミューズで鼓とコカリナコンサート
  20日  木曽大桑村植樹祭コンサート
  21日  NASL環境使節団壮行コンサート
       八十二銀行本店ロビーコンサート(長野市)
  22日  京都美山町でコンサート
  23日  門真親子劇場でコンサート
  25日  NHKテレビいきいきワイド生出演 (関東甲信越)
  26日  北海道知床第一ホテルでコカリナコンサート
  28日  北海道新得新内ホールでコンサート
  29日  北海道大樹町でコンサート

6月  3日 飯能市教育委員会「トーク、コンサート」
 4〜6日 加古川子ども劇場でコンサート
   8日 奈良県当麻町鈴木音楽工房でコンサート
  12日 志賀高原ホテルでコンサート
  13日 上田市旧西塩田小学校でコンサート
  18日 北海道厚沢部町でコンサート
  19日 函館青い鳥保育園コンサート
      七飯町大トチノキの下コンサート
      七飯町大沼でコンサート
  20日 函館松倉川を守るコンサート
      函館フリースクールコンサート
  26日 三重子どもの城プラネタリウムコンサート
      三重明和町上御糸小学校でコンサート

7月 3日  上田コカリナ合奏団「ソルトレイクへ行って来ますコンサート」
  5〜8日  「うた」アルバムレコーディング
   9日  更埴西中学校でコンサート
  10日  小布施青少年ホールでコンサート
  17日  埼玉県庄和町でコンサート
  20日  東京都庁都民広場出発コンサート 午前11時から
20〜29日  黒坂黒太郎、長野コカリナ合奏団ソルトレイク公演
  31日 地域と教育の会でコンサート
      日本作文の会でコンサート

8月  2日  新英研大会でコンサート
   4日  和歌山市教員組合でコンサート
   7日  山形県寒河江市せせらぎの夕べコンサート
   9日  たつの素子プラス1のゲスト黒坂黒太郎
  27日  甲府子ども劇場
  28日  和歌山県本宮市「夕なぎコンサート」

編集後記

 ちょっと前まで「オカリナ」の間違いでしょうと言われて来たコカリナですが、最近ようやく市民権を得て来たようでとんでもないところで「コカリナですか?知ってますよ」とよく言われます。コカリナは今、音楽家、木工家、林業家、医療従事者など様々な形で活用されていますが、山男達の間にも広まっています。志賀高原の自然学校の指導員をなさっている畔上さんは自分でキッドを作り、修学旅行に訪れる子ども達にコカリナを作らせ、自然の中で演奏させる、という正に自然と一緒になった活動を展開しています。志賀高原の自然の中で自分で作ったコカリナを演奏した子ども達はその想い出を一生のものにするでしょう。
 ソルトレイク7月20日に出発します。都庁出発コンサートに是非お出かけ下さい。                              黒坂黒太郎(正文)

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