コカリナとは
皆さんは、木だけで作られた
小さくてかわいらしい形をした
コカリナ
という 楽器 をご存じですか?
コカリナはもとは
「桜の木のオカリナ」
と呼ばれた
東欧ハンガリーの露店で
売られていた 木の笛 でした
その木の笛はハンガリーでは
あまりメジャーな楽器ではなかったようです
現在、コカリナの第一人者として
活躍している 黒坂黒太郎 が
東欧ハンガリーと交流する中で出会い
この笛の「音色」に
強く心を惹かれたのです
その後、日本の木工職人さんたちと
研究に研究を重ね
試行錯誤を繰り返しながら
音程・音色を安定させて
精度の高い楽器として完成させました
黒坂黒太郎はその小さな木の笛を
「 コカリナ 」
と命名しました
それは「木で作られた小さなオカリナ」
ということに由来しています
1995年 のことです
コカリナは前に4つ、後ろに2つ、
合計6つの穴しか開いていません。
左右6本の指だけ
それも動かしにくい
薬指や小指は使いませんので
小さなお子さんや、高齢の方まで
幅広い世代の方が楽しむことができます
簡単な曲であれば、数日で
マスターできることから
今では国内に数万人の愛好家がいます
小さいコカリナは ポケットに入れて
首にぶらさげて
どこへでも持っていき
吹くことができます。
コカリナの生みの親、黒坂黒太郎は
コカリナの音色を
「木の中を風が通り抜ける音」
と表現しています
「これほどまでに木の持っている
やさしさを表現できる楽器はない」
「木の妖精が歌っているようだ」
と森林を保護する人々
アウトドアスポーツをする人々にも
人気があります
環境と音楽が結びついた
今の時代にマッチした楽器でもあります
現在、改良が加えられ
胡桃や桜、杉、椎の木など
様々な種類の木で
様々な大きさのコカリナが開発され
多くの愛好家によって全国各地で
豊かな「木の音色」
が奏でられています。
音色を聴いた人を魅了する木の笛
コカリナ
木が奏でる優しい音の世界を
感じてみませんか?
公開日:
最終更新日:2024/02/08