コカリナの吹き方
コカリナの各部の名称
コカリナの各部分にはそれぞれ名称がありますので、ゆっくりとおぼえていきましょう。
コカリナの持ち方
下の図のように前面の四つの穴の上を人差し指、そして下を中指で押さえ、裏面の穴を親指で押さえます。
さらに薬指はブラブラさせておかないでコカリナの底を薬指の腹できちんと支えるようにして下さい。(小指は自由にさせておいて結構です)
それぞれの穴のふさぎ方はあまり強くなく、空気が漏れない程度に軽く押さえて下さい。肩の力を抜き、そのまま口に持って行きます。
演奏方法
1、コカリナの先端を5mm ほど軽くくわえます。あまり深くくわえないで下さい。唾が唄口に大量に入り、音が出にくくなることがあります)
2、全ての指穴を閉じて軽く吹いてみましょう。音がでると思います。これがハ調のドの音です( C 調の場合)。指がきちんと穴をふさいでいないと正しい音程は取れません。強く押さえる必要はありませんが、指と穴の間に隙間がないかよく確かめてみて下さい。
3、次に同じ指のまま少し強く吹いてみましょう。2の時とは違った音程になると思います。コカリナは閉管のため、強く息を吹き込むと音が高く、弱く吹き込むと音が低くなります。コカリナは息の吹き込み方によって同じ指でも1音ほど違ってきます。正しい音の高さで演奏できるように練習しましょう。
ピアノ、電子オルガンなどの鍵盤楽器で標準の音を出しながらそれに合わせていくのが一番良い方法でしょう。標準の音をよく聴いて吹いてみましょう。何度も吹いているうちに必ず合ってきます。
タンギング
吹くときはリコーダーを吹くときと同じ要領で「フゥ」ではなしに、軽く「トゥ」と吹きましょう。
これをタンギングと言います。上前歯の後ろに軽く舌を付けて「トゥ」と発音するとタンギングになります。
スラーがついていない音は基本的に全てタンギングをします。またかなり速い曲は「トゥク」「トゥク」と吹きます。これはダブルタンギングと言います。このタンギングをマスターしてリズミカルな曲にも挑戦しましょう。
息を吹き込む
コカリナは軽く息を組むだけで音が出ます。ただし音を出そうとして肩や口の周りに力が入り、力んでしまうと音がかすれたり音程が悪くなったりします。
肩や口の周り、上半身から力を抜くようにして演奏しましょう。
体の上半身の力を抜き、下腹部(気功などで「丹田」と呼ばれる部分)でしっかり息を支えましょう。
吹奏楽の管楽器を演奏する時のように腹筋を鍛えあげた呼吸は必要としませんが、演奏中に下腹部に意識を集中した呼吸、いわゆる「丹田呼吸」を身につけると、澄んだ美しい音を出せるようになります。
またこの「丹田呼吸」は健康にも大変良いとされています是非挑戦してみてください。
コカリナの運指表
公開日:
最終更新日:2021/02/08