コカリナの支援活動
奇跡の一本松のマスク
このマスクは陸前高田市で東日本大震災の津波に耐え、たった一本残った陸前高田市の「奇跡の一本松」を保存処理した際に出た木くずを原料に使った布で作られています。
日本コカリナ協会は東日本大震災の後、陸前高田市、および「奇跡の一本松」の所有者である日本ユースホステル協会のご協力のもと、「奇跡の一本松」の枝をコカリナにし、演奏する活動を行ってきました。
また「木を布にする技術」を持った大阪の織物業者さんのお力をお借りし、「奇跡の一本松」の中をくり抜いたときに出た木片を布にし、それを纏い、カーネギーホールなどで演奏してきました。
そしてこのたび、その布からますくを作ることができたのです。
日本コカリナ協会では、マスクを販売した収益で、熊本を襲った豪雨災害の皆さまに「災害に負けないで」の思いを込めてこのマスクを送らせていただきます。
このマスクは、洗うことができます。また二重になり、中がポケットになっているため、そこに不織布を入れ、予防効果を高めたり、ハーブなどを入れて楽しむことができます。
あの大津波に耐えた「奇跡の一本松」は、多くの人々に元気を与えてくれるものと思っています。
中越地震(2004年)の支援活動
中越地震で被災した方々の「仮設住宅では眠れない」という声を聴き、被災者に寄り添い、ともに乗り越えていけるよう、被災地への「やすらぎと励まし」の音楽CD「明日は味方」を、黒坂黒太郎とNHK交響楽団ハーピスト早川りさこ氏が作りました。
でもこのCDがあっても、聞くためのCDラジカセが無いと思い、全国のコカリナ愛好家の協力を得て、CD「明日は味方」とCDラジカセをセットにして仮設住宅と希望者に送りました。
コカリナの仲間たちが雪深い仮設住宅を1件1件周り、手渡しで配りました。
また、被災した山古志村(当時)の山古志小学校の校門の横にたっていた木からコカリナを製作し、山古志小学校の子ども達に送りました。
その後山古志との交流は続き、子ども達はコカリナを吹き続けてくれました。山古志小学校の子ども達の文集をもとに黒坂編詞・作曲した歌「ありがとう」が作られ、今も山古志小学校の子ども達によって歌い継がれています。
なお、「ありがとう」は2009年新潟国体の開会式で全員合唱されました。
中越地震のコカリナの支援活動は、国土交通大臣より表彰されました。
山古志仮設住宅CD配布写真
ありがとう歌碑
新潟国体新聞記事
【中越沖地震(2007年)】
【東日本大震災(2011年)】
【長野北部地震(2011年)】
【関東・東北豪雨(2015年)】
常総市
【熊本地震(2016年)】
【熊本豪雨(2020年)】
公開日:
最終更新日:2020/12/18