コカリナの種類
コカリナには
長さ8センチ・直径28ミリの
ソプラノコカリナ
と呼ばれる高音域のものから
ワインボトルほどの大きさの
バスコカリナ
など様々な大きさのものがあります。
また、3連・6連など
横につなげて
パンフルートのように演奏する
ジョイントコカリナ
もあります。
笛と違い、底が閉じられ
閉管になっているため
音が柔らかくなり、
しかも音が管の中で回るため
材質の音がそのまま出てきます。
心安らぐ木の音色を奏でるコカリナ
様々なタイプのコカリナがあります
主なコカリナの種類
ソプラノコカリナ(初級用)【 C管 】
もっともオーソドックスなコカリナで
初心者の方は
このコカリナから始めましょう。
ソプラノコカリナ
は主にはやや硬めの広葉樹
(クルミ・桜・カエデなど)で作られます。
首に掛けてどこへでも
持っていくことができます。
ドから上のレまで
(上達するとシからレ#まで)の
音を出すことができます。
「ふるさと」や「浜辺の歌」
「大きな古時計」など
たくさんの曲を吹くことができます。
〈長さ約80mm、太さ26mm〉
アルトコカリナ(中級用)【 G管 】
ソプラノよりも太く
低い音が出ます。
ソプラノとバリトンの 間の音域で
ソから上のラまでの
音を出すことができます。
G管のため少し難しく
中級者向き ですが
心地よい音域です。
〈長さ 約88mm〉
バリトンコカリナ(初級用)【 C管 】
ソプラノコカリナより
1オクターブ低いコカリナです。
ソプラノ、アルトよりも柔らかい
落ち着いた木の響きを
楽しむことができます。
高い音が苦手な方は
このバリトンコカリナから始めましょう。
指使いはソプラノコカリナと同じで、
初心者の方でも吹くことができます。
〈長さ 110mm、太さ 40mm〉
G管バスコカリナ(中級用)【 G管 】
アルトコカリナより
1オクターブ低いコカリナです。
大樹が歌っているような
深い木の響きがします。
コカリナ奏者の第一人者、黒坂黒太郎が
サントリーホールで演奏した折には、
「今まで聴いたことがない笛の響き」
と絶賛されました。
〈長さ 150mm、太さ 50mm〉
C管バスコカリナ【 C管 】
バリトンコカリナより
1オクターブ低いコカリナです。
深い重厚な木の音がします。
だいたいワインボトルぐらいの大きさです。
C管バスコカリナのみで吹いても
とても良い音色なのですが
コカリナ合奏の際に
このC管バスが入ると
一気に音の幅が広がり
豊かなアンサンブルが表現できます。
〈長さ 210mm、太さ 65mm〉
G管コントラバスコカリナ【 G管 】
G管バスよりも
更に1オクターブ低いコカリナです。
この大きさになると、
小さな指の方は
穴を押さえづらいかもしれません。
低音の魅力は素晴らしいです。
〈長さ 約270mm 〉
C管コントラバスコカリナ【 C管 】
今あるコカリナの中で
最大のものです。
写真は500mlのペットボトルと
比較したものです。
C管バスコカリナよりも
更に1オクターブ低い音がでます。
とても深い低音が表現できます。
〈長さ 約350mm〉
コカリナの種類 一覧
コカリナ(C管)
種類 | 音域 | 大きさ | 副管 | 樹種 |
---|---|---|---|---|
ソプラノコカリナ | ド から レ | 長さ:80mm 太さ:26mm | L1・L2・L3 R1・R2 | クルミ、桜 カエデ など |
バリトンコカリナ | ド から レ | 長さ:110mm 太さ:40mm | L1・L2・L3 R1 | 杉、桜 クルミ など |
Cバスコカリナ | ド から レ | 長さ:210mm 太さ:65mm | なし | 杉、桜 ケヤキ |
Cコントラバスコカリナ | ド から レ | 長さ:350mm | なし | クス、ケヤキ |
コカリナ(G管)
種類 | 音域 | 大きさ | 副管 | 樹種 |
---|---|---|---|---|
アルトコカリナ | ソ から ラ | 長さ:88mm 太さ:30mm | L1・L2・L3 R1 | クルミ 桜 |
Gバスコカリナ | ソ から ラ | 長さ:150mm 太さ:50mm | L1 R1 | 杉、 桜、クルミ |
Gコントラバスコカリナ | ソ から ラ | 長さ:250mm | クス、ケヤキ |
音域を広げるコカリナ
B♭管コカリナ(ソプラノ/バリトン)
オーケストラや吹奏楽などで使われる
一般的なクラリネットやトランペットと
同じ音階です。
大きさは現在販売されている
C管コカリナと
ほとんど変わりはありません。
全体が一音下がるので、
とても落ち着いた音で
単に音程が合わせやすくなるだけではない
魅力も感じられます。
コカリナのサブ管(副管)
コカリナは、主な管(主管といいます)に
付属のサブ管をつけて
演奏できる音域を広げる事ができます。
低音のサブ管
♪ R1管 ・・・低音のラとシ
(ソプラノ・アルト・バリトン・Gバス用)
♪ R2管 ・・・低音のソ
(ソプラノ用のみ)
高音のサブ管
♪ L1管 ・・・高音のミとファ
(ソプラノ・アルト・バリトン・Gバス用)
♪ L2管 ・・・高音のソとラ
(ソプラノ・アルト・バリトン)
♪ L3管 ・・・高音のシとド
(ソプラノ・アルト・バリトン)
連結棒とストラップ
コカリナの主管の両側にサブ管を取り付けるための連結棒です。
ストラップを連結棒に取り付けて首から下げることができます。
ソプラノコカリナのサブ管(副管)
ソプラノは最大、
低音に 2本(R1管・R2管)
高音に 3本(L1管・L2管・L3管)
つけることができ
主管と合わせ6連のコカリナにする事ができます。
*バラバラにした状態のジョイントソプラノ(6連)
アルト・バリトンのサブ管(副管)
アルト・バリトンは最大
低音に 1本(R1管)
高音に 3本(L1管・L2管・L3管)
つけることができ
主管と合わせ3連(トリプル)
または5連にすることができます。
*長ネジを通しナットで固定した状態のバリトントリプル
G管バスのサブ管(副管)
G管バスは
低音に 1本(R1管)
高音に 1本(L1管)
つけることができ
主管と合わせ3連(トリプル)
にすることができます。
コカリナ購入についてのお問合せは
コカリナ楽器
●電話:03-6909-3363
●FAX:03-6909-3536
*お電話やFAXでご注文を承ります。
商品の詳細はこちらのページより
*ネットでもご注文できます。
コカリナ楽器 オンラインショップ
https://kocarina.stores.jp
公開日:
最終更新日:2024/11/07